壺のある生活

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嫌われ松子の一生
嫌われ松子の一生 Memories of Matsuko (2006/日本)

重てー・・・orz

監督・脚本
中島哲也 Tetsuya Nakashima
原作
山田宗樹 Muneki Yamada 『嫌われ松子の一生』
出演
中谷美紀 Miki Nakatani (川尻松子)
瑛太 Eita (川尻笙)
伊勢谷友介 Yusuke Iseya (龍洋一)
香川照之 Teruyuki Kagawa (川尻紀夫)
市川実日子 Mikako Ichikawa (川尻久美)
黒沢あすか Asuka Kurosawa (沢村めぐみ)
柄本明 Akira Emoto (川尻恒浩)
ゴリ/ガレッジセール Gori (大倉修二)
宮藤官九郎 Kankurou Kudo (八女川徹也)
谷原章介 Shousuke Tanihara (佐伯俊二)
劇団ひとり Gekidan Hitori (岡野健夫)
武田真治 Shinji Takeda (小野寺)
BONNIE PINK ボニーピンク (綾乃)
竹山隆範/カンニング Takanori Takeyama (教頭)
荒川良々 Yoshiyoshi Arakawa (島津賢治)
柴咲コウ Kou Shibasaki (明日香)
谷中敦 Atsushi Yanaka (マネージャー・赤木)
木村カエラ Kaera Kimura (超人気シンガー)
大久保佳代子/オアシズ Kayoko Ohkubo (岡野の妻) 
AI アイ (女囚A・唄)
土屋アンナ Anna Tsuchiya (女囚C・プライド)
山田花子 Hanako Yamada (女囚D・思い出)
片平なぎさ Nagisa Katahira (本人)
and more


単純に、笑えます。
笑わせ方が凝ってて、とっても楽しめます。
出演陣が超豪華です。
音楽もいいです。AIとかBONNIE PINKとか、歌ってる本人も出ていて楽しめます。


でも、テーマが重い_| ̄|○



【ストーリー】
ある日、東京は荒川の河川敷で女性の遺体が発見される。その遺体は近くに住む川尻松子という女性と判明。知らせを聞いて上京した松子の兄は、ミュージシャンを目指して上京している息子の笙(しょう)に、松子の部屋の片づけを押し付ける。
ゴミ溜めのような部屋を片付けながら、笙は少しずつ彼女の人生を紐解いて行く。



松子は、普通の女の子でした。

ただ、父親に愛されていないと思い込んでしまっていただけ。
誰かの愛を受け取りたくて努力して、その努力が報われないと思ってしまっただけ。

彼女は、愛に飢えていただけでした。
そしてとても優しい。
不器用で、寂しかっただけです。


ある事件をきっかけに、松子は教師という仕事を奪われ、
そしてそこから転落の人生を歩みます。
作家志望の恋人から暴行を受け、目の前で自殺され、
その友人と愛人関係になり、捨てられ、
ソープで稼いだ後、ヒモを殺し服役、
出所後、転落のきっかけをつくった男に再会し、そしてまた捨てられます。
その後、松子は心を病み、
古いアパートに引きこもり、光GENJIに熱をあげw、
ややあって再起を決意した矢先、心無いガキどもにいたずらに殺されてしまう。



彼女の人生は間違っていたか?
と聞かれれば、間違っていなかったと思う。
だって、人生に間違いなんてあるの?
それは例えば、松子の人生を不幸だなぁと思う人間が、
「彼女は間違ってるよね」と決め付けているだけなんじゃないでしょうか。

彼女は不幸だったけど、彼女なりに精一杯生きていたと思います。
「たとえ地獄を見たってわたしは幸せ、それがわたしの人生なの」
そう言い切った松子。
その時の松子がとても美しかった、という友人めぐみのセリフが印象的でした。


でも。
彼女は間違ってなかったけど、心を病んでしまった。
閉じこもらないと、引きこもって現実との接点を切り離さないと、
彼女は死んでしまったかもしれない。

こういうことって、誰にでも起こりうることなんだなぁ、と改めて思いました。
松子は特別じゃない、ってこと。
それが恐ろしかったです。


人は独りでは生きられないんです。

今わたしは、当たり前のように家族や友人に愛されて生きている。
でももし、それを失ったら、と思うと、考えただけでおかしくなりそう。
そんな、当たり前の愛を求めた松子が切なくて悲しくて、何度もウルウルしちゃいました。




とはいえ、楽しいシーンもたくさんありますよ^^

ウケたのは、谷原章介とオアシズの大久保さん。
あと、BONNIE PINKがけっこうたくさん出ていて良かった。
そして伊勢谷友介がヤバい格好良い。


あ、でも、クドカンが自殺するシーン、軽く吐くかと思いました。
完全にトラウマですね_| ̄|○


★★★★☆



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ロング・エンゲージメント
ロング・エンゲージメント Un long dimanche de fiançailles/A Very Long Engagement (2004/アメリカ・フランス)

思い込み電波ファンタジー

監督・脚本
ジャン=ピエール・ジュネ Jean-Pierre Jeunet
原作
セバスチャン・ジャプリゾ Sebastien Japrisot 『長い日曜日』(東京創元社刊)
出演
オドレイ・トトゥ Audrey Tautou (Mathilde)
ギャスパー・ウリエル Gaspard Ulliel (Manech)
ジャン=ピエール・ベッケル Jean-Pierre Becker (Lieutenant Esperanza)
ドミニク・ベテンフェルド Dominique Bettenfeld (Ange Bassignano)
クロヴィス・コルニアック Clovis Cornillac (Benoît Notre-Dame)
マリオン・コティヤール Marion Cotillard (Tina Lombardi)
ジャン=ピエール・ダルッサン Jean-Pierre Darroussin (Benjamin Gordes)
アンドレ・デュソリエ Andre Dussollier (Pierre-Marie Rouvières)
ティッキー・オルガド Ticky Holgado (Germain Pire)
ジョディ・フォスター Jodie Foster (Elodie Gordes)
and more


【ストーリー】
第一次大戦下のフランス、ブルターニュ地方。幼い頃の病気の後遺症で脚が不自由なマチルド。戦場に旅立った恋人マネクの帰りを待ちわびていた彼女のもとに、ある日、マネク戦死の悲報がもたらされる。彼を含めた5人の兵士が軍法会議で死刑を宣告され、武器も持たずにドイツ軍との中間地帯に置き去りにされたという。だが、マネクの最期を見届けた者はいない。不思議な愛の直感を信じるマチルドは、マネクがまだどこかで生きていると確信する。以来、彼女は私立探偵を雇い独自の調査を始めると共に、自らの直感を頼りにマネクの消息を尋ねて回るのだった…。(allcinemaONLINEより引用)


つまり要約すると、
『小娘のわがままに周囲の大人が振り回される物語』
っていうだけです。

長いし・・・(´д`)ゲンナリ


予告やCMで、マチルドが色んなおまじないや願懸けみたいなのをしているようだったので、
なんかそういう、直感とかが鋭い子なのかな、と思ったら、
ことごとくおまじないは効いていないようでした┐(´ー`)┌

「7数える間に車掌が来るかトンネルに入らなかったらマネクは死んでいる」
そう唱えて7数えますが、車掌はこないしトンネルにも入らない。

じゃ、マネクは死んでんじゃないの?
と思いますが、やっぱり諦めないマチルダ。

直感を頼りに・・・とかうたってますが、頼れてないじゃん。
結局は思い込みとワガママなんじゃねーか。



全編でこんな感じです。

まぁ、あの『アメリ』の監督ですからね。
好きな人は好きなのかも。


わたしは苦手・・・・・・・
ていうか嫌い・・・・・・
観てるとイラついてくるんだおねwwwww



唯一良かったのは、
記憶をなくしたマネクがマチルドと再会した時、
幼少期初めて言葉を交わしたときと同じセリフを口にしたところ。



★☆☆☆☆×0.5



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【緊急】アンジェリーナ、女児出産【祝い】
ついにアンジェリーナがブラピの子どもを出産しますた!

27日に生まれたベイビーは女の子で、名前は
『Shiloh Nouvel Jolie-Pitt(シャイロ・ノーベル・ジョリー・ピット)』
だそうです。



おめでとう~~~~~~ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ



関連記事
【速報】遂に!アンジェリーナ・ジョリーがブラッド・ピットの子どもを出産!ベビーは女の子、名前は……
アンジェリーナ・ジョリー、ナミビアで女児出産=ピープル誌
Angelina & Brad Have a Girl!
Brad & Angelina : Baby Shiloh
シークレット・ウインドウ
シークレット・ウインドウ Secret Window (2004/アメリカ)

ジョニデさん、素敵!

監督・脚本
デヴィッド・コープ David Koepp
原作
スティーヴン・キング Stephen King  『秘密の窓、秘密の庭』(文春文庫刊『ランゴリアーズ』所収)
出演
ジョニー・デップ Johnny Depp (Mort Rainey)
ジョン・タートゥーロ John Turturro (John Shooter)
マリア・ベロ Maria Bello (Amy Rainey)
ティモシー・ハットン Timothy Hutton (Ted Milner)
チャールズ・ダットン Charles Dutton (Ken Karsch)
レン・キャリオー Len Cariou (Sheriff Dave Newsome)
and more


『原作スティーヴン・キング』ってだけで怖い気がする・・・
グリーン・マイルとかショーシャンクとかの感動モノも書いてるはずなんだけど、ホラーのイメージが強い気がしませんか?

と、いうわけで、
「絶対、怖いだろう」という過剰な期待のもと、ビクビクしながら観ますた。


【ストーリー】
静かな湖畔の別荘に住む小説家のモート・レイニーは、思うように小説が書けずスランプに陥っていた。
ある日そこへ、「自分の作品を盗作した」と訴える謎の男が現れる。その男の要求は、「結末を書き直して出版し直すこと」。不気味な訴えに耳を貸そうとしないモートだったが、シューターと名乗るその男のストーカー行為は徐々にエスカレートしていく。



ていうか、やっぱ怖いわ_| ̄|○


何を書いてもネタバレになってしまうので書きようがありません。
ネタバレしちゃうと観るとき面白くないし・・・

つか、ネタばらししちゃうと大したことないんですょ。

でも、単純なストーリーなはずなのに、
結末に至る過程とか、シューターの行動とか、なんかもうすべてが恐ろしい・・・

脚本的には、割と早めに結末が読める感じなんですけど。
それでも怖いのはやはり、原作そのものがよく出来てるのでしょう。



ここからネタバレ(反転)


ジョニデさんが二重人格だった、ってだけの話なんですけどね。
モート・レイニーには出来ないけどしてやりたいこと(妻を殺す内容の小説を書くとか、家に火を付けるとか、妻とその浮気相手を殺すとか)を、
自ら作り上げた第2人格のシューターにやらせていた、というだけのこと。


それだけなのに、なぜこんなに怖いのか_| ̄|○


多分、第2人格が第1人格を乗っ取ろうとする、ってとこでしょうかねぇ。
ハイド・アンド・シークでも、デニーロさんが第2人格に乗っ取られる瞬間、全身にトリハダ立ちましたからね。


Shooter
Shooter
Shooter
Shoother

“SHOOT HER(彼女を撃て)”


ここが一番怖かった~(´ρ`;)


そんな怨念を隠して、ペンネームにあらわすなんて・・・
こえぇ_| ̄|○

「ペンネームを使って自分を隠すなんてね」
っていう家政婦のセリフがフラッシュバックして余計(((( ;゜Д゜)))ガクブルしますた





ちなみに、一緒に観た人は「ぜんっぜん怖くないけど・・・」と言ってました。
わたしがこれ系の話に弱いだけかも・・・?


★★★☆☆



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アンジェラ
アンジェラ Angel-A (2006/フランス)

でかっ

監督・脚本
リュック・ベッソン Luc Besson
出演
ジャメル・ドゥブーズ Jamel Debbouze (André)
リー・ラスムッセン Rie Rasmussen (Angel-A)
ジルベール・メルキ Gilbert Melki (Franck)
セルジュ・リアブキン Serge Riaboukine (Pedro)
and more


アンジェラは“ANGEL-A”、天使のコードネーム。
地上に舞い降りた、天使Aの物語です。

久しぶりのリュック・ベッソン、全編モノクロ映画。


【ストーリー】
背が低くブサイクで、手に負えないほどの借金を抱えたアンドレは、48時間後には殺されてしまうかもしれない運命に絶望し、セーヌ河へ投身自殺を図る。しかし、飛び込もうとしたとき、突然となりに現れた絶世の美女が「あなたと同じことをする」、そう言って河に飛び込んだ。驚いて、とっさに後を追って飛び込み、彼女を助けるアンドレ。
アンドレの身の上を聞いて、借金返済の手伝いをするという、アンジェラと名乗る美女。戸惑うアンドレをよそに、アンジェラは彼と行動を共にし始める。



ベッソンの天使、リー・ラスムッセン嬢を堪能する映画です。


ものすごく美しく、この上なくスタイルがよく、そして凶暴↓
anjela01.jpg

任務で地上に落ちてきたらしいですが、
こんな天使だったらいつでも歓迎ですよね。

アンドレ、羨ましすぎます。


ていうかアンドレ、作中ずっと右手をポケットに入れていて、
何か意味あるの?と疑問だったのですが、
アンドレ役のジャメル・ドゥブーズが右手を失くしてるから、だそうです。



観てるときは「つまんない・・・?」と思いましたが、
やっぱり映像が(・∀・)イイネ!!


★★★☆☆



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ナイロビの蜂
ナイロビの蜂 THE CONSTANT GARDENER (2005/イギリス)

切なすぎる・・・

監督
フェルナンド・メイレレス Fernando Meirelles
原作
ジョン・ル・カレ John Le Carre  『ナイロビの蜂』
脚本
ジェフリー・ケイン Jeffrey Caine
出演
レイフ・ファインズ Ralph Fiennes (Justin Quayle)
レイチェル・ワイズ Rachel Weisz (Tessa Quayle)
ユベール・クンデ Hubert Kounde (Arnold Bluhm)
ダニー・ヒューストン Danny Huston (Sandy Woodrow)
ビル・ナイ Bill Nighy (Sir Bernard Pellegrin)
ピート・ポスルスウェイト Pete Postlethwaite (Dr. Brandt)
and more


上演開始直後は、
レイフ・ファインズ相変わらずのイケメンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
と心の中で叫んだり、
ていうか弟と似てないよなぁ、どちらかというとケビン・コスナー似よね、とつぶやいてみたり、
ジャスティンとテッサの、知り合ってからベッド・インするまでの速さなどに突っ込んだりしていましたが、
ものすごく、ものすごぉぉぉく切なくて、心に沁みるお話でした。

テーマそのものも考えさせられるものだし。


【ストーリー】
アフリカ・ケニアのナイロビ。ガーデニングが唯一の趣味という英国外務省の一等書記官ジャスティン。事なかれ主義の彼は、アフリカで精力的に救援活動を続ける妻テッサの行動には深く立ち入らず、見ない振りを決め込んでいた。ところがそんなある日、テッサは救援活動中に何者かに殺されてしまう。警察はよくある殺人事件の一つとして処理しようとしていた。しかし、事件に不審なものを感じたジャスティンは、意を決して自ら事件の調査に乗り出した。(allcinemaONLINEより引用)



以下ネタバレ



アフリカで、スラムに住む貧困者の救済活動を行っているテッサ。
医師のアーノルドと一緒に各地を回り、衛生指導などを行っています。

その活動の中で、
アフリカの“安い”命を使った、製薬会社が行う新薬の人体実験の事実に行き着いたテッサ。
強い副作用があり、そのせいで命を落とすものがたくさんいるのに、
見て見ぬふりをし、実験される当人たちは何も知らされていない。

新薬の利益しか頭にない製薬会社。
スラム住人の命を軽んじる、治験会社。
医療もきちんと受けさせないケニア政府。 

それらに搾取され、何も知らずに死んで行く人々を救おうと、
人体実験の実態を調査し実験の中止を訴えたテッサは、
目先の利益を欲する人、自分の立場を守りたい人たちの、少しずつの裏切りによって殺されてしまいます。



「事実を知らせて巻き込みたくない」
テッサの思いから、本当に何も知らなかった夫のジャスティン。
妻の死をきっかけに、それまできちんと向き合わなかったテッサの活動や、彼女そのものを探す旅に出ます。

お互いを尊重する、という名目で、少しずつすれ違っていた二人。
しかし、真相を求めるうちに、
ジャスティンに対するテッサの深い愛が露わになっていきます。

事件の真相とともに、テッサの真実の愛に行き着くジャスティン。
しかし、行き着いたことで、テッサと同じように殺されてしまいます。




「援助を求める人々は大勢いる、だから誰かだけを特別に助けてやることはできない」

これは、ジャスティンがテッサに言ったセリフです。
今目の前にいるこの子どもだけでも、ここで手を差し伸べれば、たった一人でも助けてやれるのに、
でも、助けを求めているのはこの一人だけじゃない。
全員を助けてやることは出来ない。
だから、たった一人でも生半可に手を出すべきじゃない。


しかし、テッサの真実を追い求める旅の中で、
ジャスティンは、テッサと同じセリフを口にします。
「この子だけでも、今助けてやれるのに」

そして、自分が過去にテッサに言った、同じセリフを使って他人にたしなめられます。


そこで初めて、ジャスティンはテッサのその時の気持ちや、
突き動かされる感情に気付いたのではないでしょうか。
そして、はじめて、二人の気持ちがリンクした場面でもある。

これはわたしの感想ですが、
この直後に、自ら進んで冷静に死を受け入れたジャスティンを見て、
きっと、この瞬間に、これまでの様々なことを納得したんだろうな、と思いました。



そして、ジャスティンを援助したテッサの従兄弟の告発により、
二人の死後、世間にその事実が明かされます。


真相解明の代償に、得たものと失ったものの大きさに震えました。
二人の愛と、二人の死。

打ちのめされました。


★★★★☆



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ダ・ヴィンチ・コード
ダ・ヴィンチ・コード The Da Vinci Code (2006/アメリカ)

なんのための映画化?

監督
ロン・ハワード Ron Howard
原作
ダン・ブラウン Dan Brown  『ダ・ヴィンチ・コード
脚本
アキヴァ・ゴールズマン Akiva Goldsman
出演
トム・ハンクス Tom Hanks (Robert Langdon)
オドレイ・トトゥ Audrey Tautou (Sophie Neveu)
イアン・マッケラン Ian McKellen (Sir Leigh Teabing)
アルフレッド・モリナ Alfred Molina (Bishop Aringarosa)
ジャン・レノ Jean Reno (Captain Fache)
ポール・ベタニー Paul Bettany (Silas)
ユルゲン・プロフノウ Jurgen Prochnow (André Vernet)
エチエンヌ・シコ Etienne Chicot (Lt. Collet)
ジャン=ピエール・マリエール Jean-Pierre Marielle (Jacques Sauniere)
and more


【ストーリー】
ある日、ルーヴル美術館で館長のジャック・ソニエールが殺害される事件が起きた。ソニエールの遺体はダ・ヴィンチの有名なスケッチ「ウィトルウィウス的人間」図に模され、そして周囲には謎の暗号が残されていた。
フランス司法警察のファーシュ警部は、講演のためパリに滞在していたハーバード大学教授ロバート・ラングドンに協力を依頼、事件現場に呼び出す。宗教象徴学の権威であるラングドンはさっそく暗号の解読を始めるが、この時警部はラングドン自身をこそ疑っていた。
そこへ、暗号解読官ソフィー・ヌヴーが現われる。ソフィーは残された暗号から、ソニエールが事件の解決にソフィーとラングドンを指名していることを確信。容疑者として見張られている事実をラングドンに伝え、そしてファーシュ警部から逃れて事件解決に乗り出す。(allcinemaONLINEより一部引用)



原作の忠実なる映画化、この一言に尽きる。


良くも悪くも、“超”がつくくらい忠実で、
良く言えば、原作ファンを裏切らない、
悪く言えば、面白味がない。

ただ、最初から「観客が原作を読んでいることを前提に」つくられているので、細かい設定とかはけっこう端折られている。
原作読んでない人には「?」ってところが何箇所もあるかも。
読んでる人には何もない。
あ、ラングドンが瞬間記憶能力者って設定になってたか。
でもそれくらい。

文字を追いながら想像した景色や人物の距離感、天候や街の色などが、そのままに映像化されていた。
「なんか観たことあるなぁこの景色」と感じるくらい。

ミステリーとしては原作の時点で二流以下、
さらにそれをそのまま映像化しただけ。
面白いわけがない。
原作をどう面白くするか、期待してたのに。


この映画、というかお話は、
発想と設定を楽しむためのものだと思う。
シオン修道会の謎、
テンプル騎士団の財宝、
聖杯の秘密、
キリストにまつわる、隠されたもう一つの歴史。
『キリストには妻子がいてそして現代にその末裔がいる』という発想を、それに関係する色んな作り話を交えながら、その妄想ストーリーを楽しむものである。
それ以上のものはなにもない。

だから、この映画に一部のキリスト教関係者が反発している、という事実はナンセンスよね。
それも広報活動の一環かしら。



この映画で唯一良かったのは、シラス役のポール・ベタニー。
やばいくらいの存在感と演技力で、出演陣の中でも抜きん出て光っていました。
ストーリーの中でもかなり重要な役どころなので配役気になってたんですが、文句なしです。


【まとめ】
プレス試写で失笑が起きたことも、
原作ファンが絶賛したのも、どちらも納得の出来、ということで。


★★☆☆☆



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椿山課長の七日間

浅田次郎 著


泣かせる浅田次郎。

単純に、泣いた。


読みやすいし面白いよ、浅田次郎だから。
ちょっと狙いすぎな感じもありますが、
ま、それも含めて。



余談ですが、昔、
競馬好きで有名な浅田氏を、府中競馬場で目撃したことがあります。
しかし、その時持っていた本が氏の作ではなかったため、
さすがにサインはねだれませんでした(´Д⊂
未だに心残りです。
パーフェクト・ブルー

宮部みゆき 著


宮部氏の長編デビュー作。

読みやすい小説を書くのは昔からみたい。
14年前の作品だけど、古さを感じさせない宮部節。


人間の言葉が分かって、漢字まで読める元警察犬が主人公。
野球部のエースがガソリンをかけられて焼かれる、というショッキングな事件を追ううちに、物語は意外な方向へ。

事件の全容はちょっと安直だけど、ま、読みやすいからいっか。
クリスピー物語

鈴木光司 他


ネスレ クリスピー物語 文庫本パック

「リング」「らせん」シリーズの鈴木光司他、計6名の作家による短編集。
なかなか面白かったです。


森山東 著の「チョウになる日」がお気に入り。
レイクサイド

東野圭吾 著


複雑な何本もの線が、ひとつに繋がっていく過程。
この人の描写は相変わらず良い。

短いので物足りなさが残るけど。


主人公が想像した結末を、途中でわたしも想像してぞっとした。
でもはっきり描かなかったのが、良かったのか悪かったのか。
ラストの温い感じで、エグさが増したと思う。
ピンクパンサー
ピンクパンサー The Pink Panther (2006/アメリカ)

頑張れ、ジャン・レノ

監督
ショーン・レヴィ Shawn Levy
脚本
レン・ブラム Len Blum
スティーヴ・マーティン Steve Martin
出演
スティーヴ・マーティン Steve Martin (Inspector Jacques Clouseau)
ケヴィン・クライン Kevin Kline (Chief Inspector Dreyfus)
ビヨンセ・ノウルズ Beyonce Knowles (Xania)
ジャン・レノ Jean Reno (Gendarme Gilbert Ponton)
クリスティン・チェノウェス Kristin Chenoweth (Cherie)
エミリー・モーティマー Emily Mortimer (Nicole)
ヘンリー・ツェーニー Henry Czerny (Yuri)
ロジャー・リース Roger Rees (Larocque)
クライヴ・オーウェン Clive Owen (Nigel Boswell/Agent 006):uncredited
ジェイソン・ステイサム Jason Statham (Yves Gluant):uncredited
and more


行ってきましたょ、ピンクパンサー・ジャパンプレミア。
pinkp.jpg

「ピンク・プレミア」と題して、観客のドレスコードは「ピンク」。
服でもアクセサリーでも何でもいいので、ピンクのものを身に着けて参加する、という試写会でした。

ゲストには自分のブランドの宣伝をしに来た神田うのと、
全身ピンクのレイザーラモンHGw
うのにはドン引きしましたが、生HGが見られて良かったわぁ
想像通り、キャラに似合わない場のわきまえ方とポジショニングの上手さで、イヤミのない芸人でした。
自分のキャラを恥じてる感じも(・∀・)イイ!!
おかげでうのが鼻に付いてイライラしましたけど。ウザ。



閑話休題。



【ストーリー】
フランス代表チームが中国代表に勝利した直後、フランス代表を率いるイヴ・グルアン監督が何者かに殺される事件が発生する。そして混乱の中、彼が身につけていた高価なダイヤの指輪“ピンクパンサー”が消えてしまう。捜査を指揮するドレイフェス警視は、意外にもドジなクルーゾー警部を捜査に抜擢する。そうして世間の注目を彼に集中させ、自分はのびのびと捜査を進めて手柄を独り占めにしようという魂胆だったのだが…。(allcinemaONLINE)


言わずもがなのストーリーですので、割愛します。


爆笑というほどではないですが、面白いです。
ビヨンセが可愛いです。
スティーヴ・マーティンはもっと可愛いですw
ジャン・レノがおバカになり切れてなくて、見ていてちょっと辛かったです。
カメオが豪華で話題ですが、クライヴ・オーウェンの件はかなり笑えます。

ネタバレ(反転)

ココから→クライヴ・オーウェンの役どころは、諜報員006w
「そうか、もう少しだな」
とクルーゾーに言われるシーンで爆笑しましたが、
これ、ほんとに007になれなかった俳優を設定したらもっと笑えたのに・・・!
身長が足りなくて007になれなかったキューティ・ユアンたんがこの役をやってたら、100万倍面白かったと思います。
←ココまで


気分転換にぜひどうぞ♪


★★★☆☆



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ブロークン・フラワーズ
ブロークン・フラワーズ Broken Flowers (2005/アメリカ)
brokenf.jpg
無表情コント

監督・脚本
ジム・ジャームッシュ Jim Jarmusch
出演
ビル・マーレイ Bill Murray (Don Johnston)
ジェフリー・ライト Jeffrey Wright (Winston)
シャロン・ストーン Sharon Stone (Laura)
フランセス・コンロイ Frances Conroy (Dora)
ジェシカ・ラング Jessica Lange (Carmen)
ティルダ・スウィントン Tilda Swinton (Penny)
ジュリー・デルピー Julie Delpy (Sherry)
クロエ・セヴィニー Chloe Sevigny (Carmen's Assistant)
アレクシス・ジーナ Alexis Dziena (Lolita Miller)
マーク・ウェバー Mark Webber (The Kid)
and more


【ストーリー】
かつては多くの女性と恋愛を楽しんだ元プレイボーイのドン・ジョンストンは、中年となった現在も勝手気ままな独身生活を送る日々。そんなドンに恋人のシェリーも愛想を尽かして出ていった。
そこへ、差出人不明のピンクの手紙が届く。便せんには“あなたと別れて20年、あなたの息子はもうすぐ19歳になります”と書かれていた。それを聞いた親友のウィンストンは、お節介にもドンが当時付き合っていた女性たちを訪ねて回る旅を段取りしてしまう。そして、気乗りのしないドンを強引に息子探しの旅へと送り出すのだった。(allcinemaONLINEより引用)


“鬼才”と言われる、ジム・ジャームッシュの映画ですが、
すみません、わたし他を観たことがない_| ̄|○
コーヒー&シガレッツ』も観てない_| ̄|○

なんか、モノクロ映画を撮る人らしいね?(受け売り)

知らないことは書けないので、観たまま感じたままに書きますが、
実にのーんびりとしていて、笑わせ方に味がある映画でした。
これは、監督・脚本だけじゃなくて、俳優陣の演技のおかげもあると思いますが、
間の取りかたが上手いっていうのかなぁ、
なんか、取り立てて変わったところのない日常とか、微妙な感情の変化とか表情が笑いになってるんだおね。

上手く伝わってない気がしますが、とにかく“味のある映画”でした。
あと、出演俳優が超豪華!



以下ちょっとだけネタバレ



↑の紹介文では、ドンは
『中年となった現在も勝手気ままな独身生活を送る日々』とあるんだけど、ちょっと印象が違うかな。

表情一つ変えず、どうでもよさそうに『ドン・ファン』を流し観ている彼は、
“過去のプレイボーイだった自分”に捉われている気がする。
そうじゃなくなった今が不満なのか、
ただ懐かしんでいるだけなのか、
それとも、まったく別の感情なのか分かりませんが、
とにかく、“過去にこだわっている”、ちょっと老人性ウツに入りかけたおっさん、って感じでした。
覇気がなくて、あんまり魅力的ではない・・・かな。

自分との未来がない、と不満を持つ恋人シェリーが出て行ってしまっても、
騒ぐでも引き止めるでもなくただ黙って見送って、
そしてまた『ドン・ファン』をぼーっと眺めているだけ。


そんな彼の元に、
『実は19歳になる息子がいて、その息子が訪ねてくるかもしれない』という、その息子の母親と名乗る人物から手紙が。
それを持って、お節介な隣人であり親友であるウィンストンの勧めで、
ドンは「思い当たる過去の女性に会いに行く旅」に出ます。

息子が来るなら息子を待てばいいし、
探すにしても、思い当たる女性に、直接聞けばいいのでは?と思いますが、
①息子がいる
②古いタイプライターを持っている
③ピンクが好き
というキーワードを探してくる、という、謎解きの旅みたいになっていました。

嫌そうにしつつも、でも興味を持ってドンは旅をし、キーワードを探します。
やっぱりそこでも、彼が過去にこだわってる感がありました。

先々で再会する過去の恋人たちのエピソードは、どれも面白いので割愛します。ぜひ観てね♪



でも結局、ドンの過去をめぐる旅からは事実は分かりませんでした。


何故なら・・・・・

というところは書かないでおこう。
手抜きじゃないですよ、決して。

書いちゃうと面白くないので。


旅を通じてドンが得たもの、っていうのが、
わたし的には拍子抜けって感じだったのですが、
その辺も色んな人の感想を聞きたいですねぇ。


よくも悪くも、余韻が残る映画。
これを観たい!と言っていた某T君、早く観てきて感想聞かせてください。


★★★☆☆



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Vフォー・ヴェンデッタ
Vフォー・ヴェンデッタ V for Vendetta (2005/イギリス・ドイツ)

そりゃあ延期にもなるよ。

監督
ジェームズ・マクティーグ James McTeigue
製作
ジョエル・シルヴァー Joel Silver
製作・脚本
アンディ・ウォシャウスキー Andy Wachowski
ラリー・ウォシャウスキー Larry Wachowski
出演
ナタリー・ポートマン Natalie Portman (Evey Hammond)
ヒューゴ・ウィーヴィング Hugo Weaving (V)
スティーヴン・レイ Stephen Rea (Inspector Eric Finch)
スティーヴン・フライ Stephen Fry (Gordon Dietrich)
ジョン・ハート John Hurt (Chancellor Adam Sutler)
ティム・ピゴット=スミス Tim Pigott-Smith (Creedy)
ルパート・グレイヴス Rupert Graves (Dominic)
ロジャー・アラム Roger Allam (Lewis Prothero)
ベン・マイルズ Ben Miles (Dascomb)
シニード・キューザック Sinead Cusack (Delia Surridge)
and more


イギリスで起きた実際のテロの時期と重なったり、
ナタリーが坊主になったり、
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ウォシャウスキー兄弟だったりジョエル・シルヴァーだったりで話題だった作品。

やっと観て参りました。


【ストーリー】
近未来のイギリス。そこは独裁者アダム・サトラー議長が支配するファシズム国家となっていた。テレビ局で働くイヴィーはある日、外出禁止時間に表を歩いていたところを運悪く秘密警察に見つかってしまう。そんな絶体絶命の危機を、彼女は“V”と名乗る謎の仮面男に救われる。しかし男は、1605年に国王の圧政に反発し国家転覆を図り失敗に終わったガイ・フォークスにならって、たった一人でサトラー政府に反旗を翻す狡猾非情なテロリストだった。次第にVのテロ活動に深く巻き込まれていくイヴィーは、やがて自分自身の内なる真実に目覚めてゆく…。(allcinemaONLINEより引用)




以下めっちゃネタバレ



国民に恐怖を植え付け、政府への絶対服従と忠誠を誓わせるために
政府自らが行った、ウイルスを使った国内大量虐殺。
その犠牲になった息子のために、活動家として声を上げ、
そして政府に殺された両親を持つイヴィー。

Vは、虐殺に使われたウイルスの開発過程で生まれた“怪物”でした。

人体実験のせいで特異的な身体能力を持つVは、自分を作り出した人間に復讐をします。
そして同時に、力の“象徴”である裁判所や議事堂を爆破し、
“象徴”を破壊することで、国民に独裁政治からの解放を唱えます。

暴力やテロ行為に反発を覚えつつも、
次第にVのテロ活動に巻き込まれていくイヴィー。
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Vのおかげで恐怖を克服したイヴィーはやがて、
Vの意思を汲んで、新時代を切り開くきっかけとなります。

きっかけっていうか、テロ行為ですが。
しかも、当時ものすごぉぉくタイムリーな方法(地下鉄を使った爆破テロ)で。
そりゃ公開延期も当然です。




Vは、自由を求める活動家であり、
そして復讐に燃える冷徹な殺人鬼でもあります。

その二つを行き来する情緒の不安定さが、トリハダものでございました。
マスク被ってるから余計コワイ・・・
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とにかく不気味なの。
イヴィーに接する紳士的なVを見ていると、
いつ、感情を失くしたような、冷徹でおぞましい殺人鬼に変わってしまうかとハラハラしてしまうくらい。


その二面性を、表情の見えないマスクを被ったまま見事に演じたのは、
マトリックスシリーズや指輪物語で有名なヒューゴ・ウィーヴィング
前情報で知ってしまっていたのですが、
「彼って知らないで観に行ったほうが面白いんじゃない?」
との懸念は、まったくの無用の心配でございました。

だって、1 ミ ク ロ ン も 顔 出 な い 

ま、声で分かりますが。

おかげで、こんなシーンは一つも観られなかったょ。
期待してたのにぃ



んで。

そんなVを信用して、行動を共にするイヴィーにちょっと違和感。
怖がらないし。詮索しないし。
Vが死んでもマスク取らないし。

気になるだろ、普通!
俺は気になるぜ!!

「恐怖を克服するため」とはいえ、
あんなことやこんなことまでされたのに・・・!(観てのお楽しみ☆)

V、あんた危ないYO


つか、イヴィーの件、全体的に深みが足りなくて残念。
明らかに時間足りてない感じでした。(それでも132分ある)




どうでもいいのですが、
Vのマスクを被った市民が集結したシーン、
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↑これが思い浮かんだのはわたしだけではあるまい。


あと、アダム・サトラーがどうしても「アダム・サンドラー」に思えてしまって、緊張感を欠いていたのは・・・わたしだけ??


★★★★☆



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