壺のある生活

映画・DVDのレヴューと感想。データベース。
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CSI:マイアミ4 『第7話 NYからの使者』
CSI:マイアミ4 CSI:Miami Season 4



製作
ジェリー・ブラッカイマー Jerry Bruckheimer
脚本
アンソニー・E・ズウィカー Anthony E. Zuiker
出演
デヴィッド・カルーソ David Caruso (Lieutenant Horatio Caine)
エミリー・プロクター Emily Procter (Calleigh Duquesne)
アダム・ロドリゲス Adam Rodriguez (Eric Delko)
カンディ・アレキサンダー Khandi Alexander (Dr. Alexx Woods)
ジョナサン・トーゴ Jonathan Togo (Ryan Wolfe)
and more


『第7話 NYからの使者:Felony Flight』


【ストーリー】
一機の小型飛行機がエバグレーズに墜落した。偶然車で走行中だった大学生4人が現場に駆けつけるが、その飛行機から出てきた男2人に射殺され、車を奪われた。
逃走したのは囚人ダリアスとケン。ダリアスは、ラジオ局を多数経営するジョンソンの妻リディアを一年前に射殺し埋めたのは自分と自白、埋めた場所はマイアミ到着後に教えると言う彼を信じ、ニューヨークの重罪刑務所からマイアミへ護送中だった。
彼は別件で同乗していた囚人ケンに手伝わせて飛行機を墜落させ、乗っていた操縦士など3人も殺害していた。
事件を担当するマイアミCSIにニューヨークからテイラー捜査官が合流した。(HPより引用)


CSI:NYとのクロスオーバー・エピソード。

また例によって、有料チャンネルのくせに前編・後編を続けて放送しない、クオリティの低いWOWOWに軽い怒りを覚えつつ。


ん?

この犯人どこかで・・・・
darius1.jpg


見たことが・・・
darius2.jpg




・・・!



チェイス!!!!!!!
chase.jpg




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プラダを着た悪魔
プラダを着た悪魔 The Devil Wears Prada (2006/アメリカ)

ハッピー・エンド・・・か?

監督
デヴィッド・フランケル David Frankel
脚本
アライン・ブロッシュ・マッケンナ Aline Brosh McKenna
原作
ローレン・ワイズバーガー Lauren Weisberger  『プラダを着た悪魔』(早川書房刊)
出演
メリル・ストリープ Meryl Streep (Miranda Priestly)
アン・ハサウェイ Anne Hathaway (Andy Sachs)
エミリー・ブラント Emily Blunt (Emily)
スタンリー・トゥッチ Stanley Tucci (Nigel)
エイドリアン・グレニアー Adrian Grenier (Nate)
トレイシー・トムズ Tracie Thoms (Lilly)
サイモン・ベイカー Simon Baker (Christian Thompson)
リッチ・ソマー Rich Sommer (Doug)
ダニエル・サンジャタ Daniel Sunjata (James Holt)
レベッカ・メイダー Rebecca Mader (Jocelyn)
デヴィッド・マーシャル・グラント David Marshall Grant (Richard Barnes)
ジゼル・ブンチェン Gisele Bündchen (Serena)
ブリジット・ホール Bridget Hall (Herself)
ハイディ・クラム Heidi Klum (Herself)
ヴァレンティノ・ガラヴァーニ Valentino Garavani (Himself)
and more


【ストーリー】
大学を卒業し、ジャーナリストを目指してニューヨークへとやって来たアンディが就いた職業は、一流ファッション誌“RUNWAY”の編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント。オシャレにとことん疎い彼女は、それが次へのステップになればという程度に考えていた。だから、ミランダが何者かもまるで分かっていなかった。彼女こそは、その絶大な影響力に誰もが恐れおののくファッション界のカリスマだった。朝も夜もなく四六時中浴びせられるミランダの理不尽な命令に、いつしかアンディの私生活はめちゃくちゃに。恋人ネイトともすれ違いが続いてしまう。こうして、早くもくじけそうになるアンディだったが…。 (allcinemaONLINEより引用)


メ リ ル ・ ス ト リ ー プ 最 高 。

prada1.jpg

容赦ない鬼っぷり、迅速で的確な仕事っぷり、ゴージャスなファッションに負けない貫禄。
そして、カリスマ女編集長として背負う責任と覚悟と、
内に秘めた、母としての矛盾や虚しさ。
表情やしぐさ、喋り方で自由自在に演じていらっしゃいます。

この繊細な感情の演じ分け。圧巻です。
もーまじですごい。
この女優さんは本気ですごい。
いつもすごいけど、今回は特にすごい(語彙不足w

よどみなく部下に指示を与えたあとの「That's all」の言い方が最高に気に入りました。
あと、アシスタントの呼びつけ方も秀逸!

アン・ハサウェイが主演じゃないの?と思ってましたが、
これは間違いなく、メリル・ストリープの映画。



おしゃれで可愛い映画だけど、
“女が男勝りに仕事すること”への弊害とか、難しさとか、
そんなことも考えさせられる。
「ミランダは悪魔だけど、彼女が男だったら有能だと認めるはずよ」
というアンディのセリフがとても印象的。


女性って、仕事さえ充実していれば満足、ってことは少ないんじゃないでしょうか。
やりたい仕事もして、恋もして、趣味も持ちたい。
でも超超多忙な仕事に翻弄されちゃうと、
すべて同時進行では、うまくやれないんだよね。
アンディは、将来のステップ・アップのために、修行の覚悟でミランダの下で働き、
その仕事に没頭し日々に忙殺されることで、恋人とうまくいかなくなってしまう。

prada4.jpg

彼女はそんな現実に疑問を感じていて、
でも強引で有無を言わさないミランダの、絶対服従の指示に追われながら、上手くいかない現実を「仕方ないから」でやりすごそうとしている。

仕方ないから、他に選択肢がないから、なりゆきでこうなったから。
アンディはいろいろと言い訳を揃えていますが、
「決めるのはあなた」、「決めたのはあなた」そうミランダに助言され、アンディは“自分で考えて”ミランダのアシスタントを辞めます。

そして結局、恋人とも元サヤで幸せ、
ミランダの推薦もあって、念願のジャーナリストになれました☆
というハッピー・エンドなんだが・・・・



だが・・・・・・・・・・・


あのねー。
この、アンディの恋人、ネイルがね、
底 な し に 魅 力 な い の ね 。

prada2.jpg

これが若いころのブラピだったら、
仕事なんかしてないで彼のために生きたら?と思うんだけど(管理人は偏っていますのでツッコまないでください


まずね、「恋人の仕事が忙しいこと」に文句を言う、っていうのがもう、理解できないしウザい。
自分が「仕事とわたしとどっちが大事なの!?」とかいう、
比べても意味のないことに怒りを覚えたりしないので、本当にムカついて、
「アンディ、そんなバカとは別れちゃいなYO!」と叫びそうでした。

あと、したい仕事を一生懸命やっている、
将来のステップ・アップのために今努力している、
そんな必死な状態なのに、
“仕事の電話を取り上げて出させない”なんてありえない。
わたしがされたら、相手を瞬殺するね。

自分の誕生日にアンディが来られなかったら、すねて口聞かないし。
仕事なんだから、そんなのしょうがないじゃんね。
なんでそこに怒るの?あんた子ども?

しかも、自分の仕事には
「俺は朝から晩までワインを煮詰めてるだけなのに・・・」
と不満タラタラ。
結局、自分がしたい仕事できてないから、彼女の成功を妬んでるだけなんじゃないか。
「別に俺は、お前がストリッパーだってかまわないんだ」という、
職業差別をしているからこそ出る、ご立派なセリフも吐いちゃって。

さらに、自分の仕事が決まったら、
手のひら返したように満面の笑みで報告('A`)


結局、仕事で女に負けたくないだけなんちゃうんかと。
優位に立てないと自信が持てないだけちゃうんかと。
そんなダメ男のために、将来有望な仕事を辞める必要があったのかと。


アンディはしたい仕事に就くために辞めたので、ちょっと話が違いますがw

それに、もし自分が、ミランダのような鬼上司にあんな扱いされてたら、
労働組合に訴えてると思いますがw
死ぬほどやりたい仕事だったら、やるかもしれないけど。



そんな、死ぬほどやりたい仕事に命かけている、アンディの先輩エミリーの、嫌な女だけど憎めないキャラも良かった。

prada3.jpg

憧れの仕事に忙殺される自分に「わたしは仕事を愛してる」と暗示をかけながら、トイレもろくに行けず、倒れるまでダイエットしてランウェイに備え、努力する日々。
なのに、ダサくて冴えなかったアンディに負けて、泣きながらパンを貪り食うシーンが可愛かったw
きっと彼女は彼女で、努力し続けてミランダと働いていくんだろうな。


肝心のアンディですが、
「この映画にアン・ハサウェイ?」ってちょっと思ったけど、
最初の冴えない演技が冴えててw、
少しずつ洗練されて美しくなっていく様がとっても良かった。
ま、元が美しいからなんですがね。


出てくるお洋服はどれもゴージャスで、
ドレスに合わせた髪型も、アクセサリーも、靴も、すべてにうっとり。
さすがパトリシア・フィールド。

美容院行ってないけどまーいいかー、とか、
歩きやすいからローヒールしか履かない、とか、
楽な服がすきー、とか、
そういうの止めようと思ったw(分かりやすい
自分は自分で磨かなければ!!!!


パリ・コレのランウェイも本格的で超豪華でしたが、
ハイディにもブリジット・ホールにも、ジゼルにも気付かなかったわたし_| ̄|○
ありえん・・・


あと、BGMも最高。
マドンナはネ申


つか、感想長い。


★★★★☆



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サンキュー・スモーキング
サンキュー・スモーキング Thank You for Smoking (2005/アメリカ)

痛快

監督・脚本
ジェイソン・ライトマン Jason Reitman
原作
クリストファー・バックリー Christopher Buckley 『ニコチン・ウォーズ』
出演
アーロン・エッカート Aaron Eckhart (Nick Naylor)
キャメロン・ブライト Cameron Bright (Joey Naylor)
ケイティ・ホームズ Katie Holmes (Heather Holloway)
ウィリアム・H・メイシー William H. Macy (Senator Ortolan K. Finistirre)
J・K・シモンズ J.K. Simmons (Budd 'BR' Rohrabacher)
ロバート・デュヴァル Robert Duvall (Doak 'The Captain' Boykin)
マリア・ベロ Maria Bello (Polly Bailey)
デヴィッド・コークナー David Koechner (Bobby Jay Bliss)
ロブ・ロウ Rob Lowe (Jeff Megall)
アダム・ブロディ Adam Brody (Jack)
サム・エリオット Sam Elliott (Lorne Lutch)
and more


【ストーリー】
タバコ研究アカデミーのPRマンをするニック・ネイラーは、厳しさを増すタバコへの攻撃をかわすため連日マスコミの矢面に立って戦い続ける業界の顔。中でも、パッケージにドクロマークを、と息巻くフィニスター上院議員は目下最大の懸案事項。そんなある日、ニックは映画を使ってタバコのイメージアップを図る“スモーキング・ハリウッド作戦”の指揮を任される。一人息子のジョーイを連れ、ロサンジェルスへと渡ったニックは、さっそくハリウッドの大物エージェントと面会、タバコPRのための映画の企画を話し合う。(allcinemaONLINEより引用)


Thank You for Smokingだなんて愛煙家が喜びそうな題名ですが、
タバコ推奨映画でも
タバコ迫害映画でもありません。
まず、喫煙シーンがないもの。

タバコはツールであってテーマではなく、
この映画の本筋は「自分で考え、判断し、選択すること」の大切さと難しさ。
それを、ニック&ジョーイ親子を通して皮肉たっぷりにみせてくれます。


以下ちょっとネタバレ


ニックは嫌煙・禁煙の風潮強まる世間から、「情報操作の王」、「殺人者」と叩かれながらタバコ業界の繁栄のために邁進するロビイスト。
言葉巧みに世間を煙に巻き、斬新なアイデアで苦境を切り抜けようと奮闘しつつ、週末はアルコール業界PRと、銃器会社広報の3人で編成された「MODS会(死の商人会)」で死者数を競い、傷を舐め合います。
しかし、謎の反喫煙過激派によって命の危険にさらされたあげく、スキャンダルで失墜、それを機に自分の人生を見直すこととなります。

自分の仕事に興味を持つ息子の目線になって、
議論、交渉の仕方を説きつつ、
自らの成功例と失敗例から、自己選択の責任について問題提起してきます。

それらを通して、
「考え、選択すること」が自由であると同時に、
選択の結果が正しくても間違っていても、
その結果を導いた責任は自分にあるということ、
というか、選択の結果の正誤の判断ですら、
それは自分の考えであり、自分の責任である、と伝えてきます。
自分が正しいと思い、正しく議論できるのなら、それは正しいのです。
例え一般論では間違っていたとしても。

タバコは悪だ、と言われるからそう思うのではなくて、
体に悪いのは分かった上で、
じゃあどうして自分は吸うのか、吸わないのか。
タバコを吸う姿がCOOLだから。
ガンになって死にたくないから。
暇つぶしになるから。
肌が荒れるから。
理由はなんでもいいんです。
それぞれが好きに判断して選択すればいいんだから。
そしてどう考えたとしても、
タバコ会社は、喫煙者に「Thank You for Smoking:-)」と思うだけのことなのです。

それなら、ドクロマークがついてもつかなくても、
個人の判断によるんだから関係ないんじゃない?
というわけには行きません。
だってニックはタバコ業界の顔だから。
タバコを売るのは、ローンのため。
彼は「仕事で」そう言っているだけ。
だからニックは、「自分の考えで」子どもへの影響を懸念して、
あっさりタバコ業界を離れます。
それが、ニックの判断だから。


世間にあふれている情報は、ほとんどが操作されていると思います。
それぞれが利益を勝ち取るために。

あなたは、どんな情報を得て、何を選択しますか?
何を基準に、どう正誤を判断しますか?
そんなことを問いかけてくる映画でした。

それと、ニックのアグレッシブなマシンガントークを通して、
「勝てばいい、売ればいい」至上主義を皮肉ってると思いました。



んで。

この面白い問答を、
ニックの話術と、登場人物の個性的なキャラクター、
トリッキーなセリフ、絶妙な間とカッティングで、
10倍くらい面白おかしくみせてくれます。
主役がロビイストだけに、会話の演出が多彩。
テンポがよくてレスポンスが良くて。
英語がもっと分かったら、さらに面白かったと思われます。


あと、役の設定が細かくて笑えました。

ここからネタバレ→

一番ウケたのは日本フリークのハリウッド・エージェント。
その設定は、
日曜日にしか寝ない仕事魔で、
オフィスでは「良くいえば奇抜」な着物でリラックス、
好きなレストランはもちろんノブで、
箱庭で泳ぐ、オプラから送られた12,000ドルの錦鯉が自慢www

綿密な設定をすること自体がウケるし、
その「あまりにもありきたりな、アメリカ映画で描かれやすい間違った日本フリーク」をわざとつくるという凝った皮肉に爆笑。


←ここまで



唯一面白くなかったのは、
ウワサ以上に脱がなかったケイティ。
「トムちんの圧力でヌードシーンがカットされた」なんつーウワサが本当かどうかは別として、
もしかしてそれ実話なんじゃないの、と思うくらい不自然でした。
そう思わせること自体が、せっかくの楽しい気分を興ざめさせるよな、と。

ニックが夢中になるほど美人でもないし。
(すごいケイティ嫌いですね^^


★★★★★



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